ソラチカルートは現在使用できません

ポイントサイトで貯めたポイントを、81%という高レートでANAマイルに移行することができた「ソラチカルート」ですが、残念ながらポイント移行ルートが途切れ、現在使用することができません。
現在は、「ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード」を経由することで、75%のレートでANAマイルに移行することができる「TOKYUルート」が使われています。
「ソラチカルート」は閉鎖されてしまいましたが、「ポイント交換」という概念は参考になるため、この記事は削除せず残しておきます。

2018年現在、『ANA ToMe CARD PASMO JCB(通称ソラチカカード)』はANAマイルを貯める上で必要不可欠なクレジットカードと言われています。『ソラチカカード=ソラチカルート』を活用することで、年間216,000マイルという、破格のマイルをゲットすることができます。初めてマイルを貯めるという人、これからマイルを貯めてみようという人向けに、ANAカード『ソラチカ』の基本から使い方、いわゆる『ソラチカルート』まで、徹底的に確認してみましょう。

ソラチカカードが必携カードと言われる理由

みなさんはどのようにしてANAのマイルを貯めていますか?「マイルはフライトマイル、クレジットカードのポイントで貯まる」と思っている方も多いことでしょう。
しかし、出張族でない限りフライトマイルをコンスタントに貯めることは現実的ではありませんし、クレジットカードで毎月300,000円ほどの決済があったとしても、貯まるマイルは3,000~5,000マイル程度。思いのほかマイルは貯まってくれません。
実は、ANAマイルを効率的に貯める秘訣は、クレジットカード決済や飛行機に乗る事ではありません。ポイントサイトでポイントを貯め、それをANAマイルに交換する事です。しかしそれにはこの「ソラチカカード」が絶対に必要となってきます。
なぜANAマイラーにとってソラチカは必須なのか? 一言で言うと、「ポイントサイトで貯めたポイントを、破格のレートでANAマイルに交換できるから」です。これは他のANAカードにはない大きな強みです。

ソラチカカードの基本スペック

はじめにソラチカカードの基本スペックを確認しておきましょう。

ソラチカカードのスペック

  • 年会費 初年度無料。2年目以降2,000円(税別)
  • 決済時のマイル還元率 基本1%(年間300万円以上決済で翌年から最大1.225%)
  • マイル移行手数料 年間5,000円(税別)
  • PASMO機能あり
  • PASMOオートチャージ機能あり
  • 定期券搭載可能
  • ETCカード/ QUIC Pay/ PiTaPa/ プラスEX を追加可能
  • 乗車ポイント 平日5メトロポイント / 休日15メトロポイント
  • 電子マネーポイント 自販機100円=1メトロポイント / 店舗200円=1メトロポイント
  • 海外旅行傷害保険 死亡後遺障害1,000万円 / 傷害・疾病治療 0円

海外旅行傷害保険の傷害・疾病治療がゼロ円というスペックから、付帯保険カードとして使うことはできません。ソラチカはあくまでもポイントサイトのポイント交換用カードとして利用することとをおすすめします。

ソラチカカードで貯まるポイントは2種類

ソラチカカードを利用した場合、JCBのOkiDokiポイント、メトロポイントの2つを貯めることが可能です。カード決済すれば毎月の決済額1,000円につきOkiDokiポイントが1ポイント、PASMOとして利用して東京メトロ(地下鉄)に乗車したり電子マネーとして利用するレばメトロポイントが貯まります。
カード決済で貯まるokidokiポイントをANAマイルに移行する場合には、1ポイントが10マイル(交換率1.0% 1,000円=1okidokiポイント=10マイル)になる「10マイルコース」と、1ポイントが5マイルになる「5マイルコース」を選択することができます。当然のことながら交換率の高い「10マイルコース」を選択したいところですが、その場合には年額5,000円の移行手数料が発生します。

メインカードとしての有効性は?

前述の通り、決済で貯まるOkiDokiポイントをANAマイルに移行する場合には、1%という低還元率にも関わらず年間5,000円の移行手数料必要になります。年間決済額によって利用価値は変わりますが、1万マイルや2万マイルを生み出すのに5,000円もかかってしまうのでは、正直有効性が低いと言わざるを得ません。
それに対し、メトロポイントをANAマイルに移行する場合は手数料がかかりません。そのため、決済カードとして使うのではなく、あくまでもメトロポイントの中継基地として使うというのが陸マイラーのセオリーです。
「普段東京メトロには乗らないのでメトロポイントなんて貯まらない」とお考えの方も多いかと思いますが。しかし、ポイントサイトのポイントを交換することでメトロポイントを貯めていくのです。つまりは「ポイントの中継基地としてこのカードを利用する」ということになります。
悪い言い方をすれば「ソラチカは決済に使わなくていいし、東京メトロに乗るのにも使わなくていい。ただ保有して年会費だけ払い、ポイントの中継基地として使えばいいANAカード」とも言えてしまいます。
ただし、ソラチカカードを発行した後、完全に死蔵するのはおすすめできません。完全な死蔵ユーザーの増加は、ソラチカ自体の廃止という最悪の結果を招きかねません。毎月少額でもいいのでいくらかは必ず決済に使うことをおすすめします。それはソラチカの存続を促し、あなたのクレヒスをも良好にしてくれます。毎月しっかりした支払い実績があることは、あなた自身の信用を形成ことになるからです。

年間決済額が多い人はソラチカとは別の決済用メインカードを持つべき

年間決済額が多い人の場合は、ソラチカとは別に決済用のメインカードを持つことをおすすめします。
ANAカードは複数保有することができますので、ポイント交換用としてソラチカを保有し、同時に決済用カードを別に保有するということです。
決済用カードとして保有するのであれば、マイル還元率が1.45~1.72%となるANA VISAワイドゴールドカードをおすすめします。年会費が14,000円ほどかかるので、収入に余裕があり、かつ年間決済額が500,000以上になる方向きのカードではありますが。マイ・ペイすリボの利用などを使った年会費の割引制度やポイント増額制度があることに加え、移行手数料が無料ということも考えると対費用効果の大きいカードと言えます。最大で1.72%のマイル加算率を誇り、ANAカードの中で最も多くのマイルが貯まるカードはANA VISAワイドゴールドカードであると言えます。

ソラチカの入会キャンペーンを検証する

ソラチカカードは、1年を2カ月から3カ月のタームに分けた入会キャンペーンを例年実施しています。